ニコニコ動画の新機能などを全国各地で発表するツアー「ニコニコ大会議2009-2010」の初日が11月14日、仙台市内のライブハウス「darwin」で開かれた。ニワンゴ取締役の西村博之(ひろゆき)氏やドワンゴ取締役の夏野剛氏などが出演。約200人のユーザーが詰めかけ、オールスタンディングの会場は熱気に包まれた。
ニコニコ大会議2009-2010は、仙台を皮切りに金沢、高知、福岡などを経て来年2月6日の広島で終了する全国8都市ツアーで、昨年末都内で開いた「ニコニコ大会議(冬)」の地方版だ。各地にゆかりのある有名人や有名ユーザーを招き、それぞれの会場で新機能やニュースなどを発表。観覧は無料(抽選)で、ニコ動の特設ページから応募できる。
会場に集まったユーザーは10代〜20代が中心で男女比は半々。若い女性も目立った。会場の様子はニコニコ生放送でライブ配信され、約3万人が視聴。司会の夏野氏とひろゆき氏は、牛タンや「萩の月」など仙台名物を手にとって紹介するなど、地元に密着した話題で会場を盛り上げていた。
この日発表された新サービスは「ニコニコ静画」。お題に合った静止画を複数のユーザーで投稿し合い、スライドショー表示するというものだ。タイトル発表直後には会場からブーイングが起きていたが、内容の説明があると「面白そう」という声も聞こえた。
中盤には、東北楽天ゴールデンイーグルスの土谷鉄平選手がゲストとして登場。ニコニコ生放送で配信した楽天の試合で、鉄平選手が映ると「てっぺえええええ」とコメントの“弾幕”が流れる様子の録画を見て「すごいっすねぇ」と感心していた。楽天の非公式キャラ「Mr.カラスコ」も登場。夏野氏に抱きついたりひろゆき氏のマイクを奪ったりなど暴れ回った。
地元の有名ユーザーとして登場したのは、「演奏してみた」で人気の酪農仮面さんとヒトリヅカタナコさん。酪農仮面さんはドラム演奏を、ヒトリヅカさんはキーボード弾き語りをそれぞれ披露し、会場の歓声や拍手を浴びていた。
1時間の予定だったイベントは、15分ほどオーバーして終了。終了後にはツアーグッズの販売コーナーに行列ができており、Tシャツやカレンダー、ギターピックなどさまざまなグッズが売れていた。
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