米Microsoftは12月15日、同社が開発した写真判別技術を、児童ポルノ撲滅のために寄贈すると発表した。
同社は「PhotoDNA」技術を、行方不明児や児童虐待の問題に取り組む非営利団体National Center for Missing & Exploited Children(NCMEC)に寄贈する。この技術は、デジタル画像の特徴から一意の「ハッシュ」(指紋のようなもの)を算出し、それを基に写真を判別するというもの。この技術を使って、NCMECがこれまでに入手した児童ポルノ画像のコピーをインターネットから探し出すという。PhotoDNAは大量のデータを解析できる上、元の画像のサイズなどが変えられていても特定可能だとMicrosoftは説明している。
NCMECはPhotoDNAをオンラインサービス企業などに提供して、インターネットでの児童ポルノ画像の配布を阻止する意向だ。
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