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「ニンテンドー3DS」は2011年2月26日発売決定――価格は2万5000円

» 2010年09月29日 14時53分 公開
[ITmedia]

3DSのコンセプトは「持ち歩く、響き合う、毎日が新しい。」

機能を拡充したすれちがい通信をはじめ、カメラ機能、ダウンロード販売、いつの間に通信、日テレとフジテレビから供給される3D映像配信についても言及

 任天堂は9月29日、千葉県・幕張メッセで「Nintendo Conference 2010」を開催し、今年3月に発表した「ニンテンドー3DS」を、2011年2月26日に発売すると発表した。価格は、2万5000円。発売時のカラーリングはアクアブルーとコスモブラックの2色となる。

 ニンテンドー3DSは、3.53インチ 800×240ピクセルの裸眼立体視機能つきワイド液晶(横800ピクセルを左目用・右目用交互にそれぞれ 400ピクセル割り当てることで立体表現が可能)の上画面と、3.02インチ 320×240ピクセルのタッチ入力可能な下画面をそなえたニンテンドーDSシリーズの最新機種にあたる。3D撮影が可能な背面のステレオカメラとインカメラをはじめ、WiFi、スライドパッド、モーションセンサー、ジャイロセンサー、SDメモリーカードスロットなどを備えている。


カラ−は2色。アクアブルーとコスモブラックを用意

 壇上に上がった任天堂代表取締役社長の岩田聡氏は、ゲームが立体で遊べることで迫力が増し、臨場感が得られ、高低差や奥行きが認識しやすくなるため長年研究していたと発言。立体視に個人差があるのであれば、携帯ゲーム機がもっとも提供するのに有利と判断したと明かす。

 ニンテンドー3DSは、ほかのゲームを遊んでいても記録しているゲームとデータをやり取りしたり、スリーブ中でも「Mii」と会話できるなど、すれちがい通信をさらに拡充。内蔵カメラを使った「ARゲームズ」を内蔵し、Miiをカメラから作成したり、インカメラとステレオカメラを同時に使用し合成写真を作ることも可能となる。また、専用のバーチャルコンソールでゲームボーイやゲームボーイカラーのソフトが遊べたり、クラシックゲームの3D化したものなどがダウンロード販売される。これらのゲームデータは同梱している2GBのSDメモリーカードに記録(もちろん、SDカードは交換可能)。無線LANアクセスポイントを自動検出し、最新情報の取得や無料ソフトなどをダウンロードする「いつの間に通信」などが利用できる。

 ほかには、NTTBPの公衆無線LANサービス「Wifine(ワイファイン)」との連携や、日本テレビとフジテレビが3D映像をニンテンドー3DS向けに無料配信することも発表された。3D映像については「いつの間に通信」を利用することになる。

 本体内蔵ソフトとして、ニンテンドー3DSカメラ、Miiスタジオ、ARゲームズを予定。「Nintendogs + cats」や「新・光神話 パルテナの鏡」「マリオカート(仮称)」といった任天堂タイトルをはじめ、バンダイナムコゲームスの「リッジレーサー3D」やカプコンの「ストリートファイターIV 3D EDITION」、レベルファイブの「レイトン教授と奇跡の仮面」など31タイトルものニンテンドー3DS対応タイトルがプレイアブルで出展されていた。

 Nintendo Conference 2010では、スーパーマリオブラザーズ25周年を記念した記念カラーの限定ニンテンドーDSi LLが10月28日に発売されると発表(価格は1万8000円)された。


会場には3DS専用充電台や専用カード、そしてパッケージなども展示。カードなどは従来のものから形を変えている

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