Samsungは、AppleのiPadに対抗するAndroid 2.2搭載「Galaxy Tab」を全世界で100万台以上販売した。同製品は2週間前、感謝祭の買い物シーズンを前にして60万台売れており、そこから大きく飛躍したと言える。
Samsungの広報担当キム・タイタス氏は12月3日、100万台到達を認めたが、同製品がどこで最も売れたかについての詳細は明らかにしなかった。
米キャリアVerizon、AT&T、Sprint、T-Mobileは11月半ばにGalaxy Tabをさまざまな価格で――一部は契約付きで、一部はなしで――発売した。米国のブラックフライデー(感謝祭の翌日の金曜日。今年は11月26日)の買い物ラッシュが、同国での売れ行きに拍車をかけた可能性が高い。
通常、米国外で2カ月前に立ち上げられた、新しくまだ実績のないコンピュータが100万台出荷されるのは、祝福されてしかるべきことだ。
しかしAppleは4月に米国でiPadを発売しており、かなり有利なスタートを切っている。iPadは発売から1カ月しないうちに100万台売れ、7〜9月期には419万台売れた。
それでも、Samsungがスマートフォン「Galaxy S」を500万台以上売った(うち米国では300万台)ことと考え合わせると、Galaxy Tabの100万台到達のニュースは、Android端末がSamsungにとって成功していることを示している。
eWEEKでVerizon Wireless版のGalaxy Tab(契約なしで599ドル)をテストしたところ、iPadとは違うが、楽しく使えることが分かった。
同製品の7インチのディスプレイは、小さすぎるという人もいるが、このくらいがぴったりという人もいる。ビデオカメラは平均以下だが、iPadにはカメラがない。
Webサーフィンできて、電子メール、Webアプリが使える携帯マシンとして、Galaxy Tabは優れている。クリスマスが近づけば、消費者はもっと同製品を買うだろう。
2011年のiPadとAndroidタブレットの見通しは明るい。
iPadは今のところタブレット市場の90%程度を占めているが、IMS Researchは、Androidタブレットが2011年に世界で15%のシェアを獲得し、AndroidスマートフォンがiPhoneのシェアを奪ったのと同じように、iPadのシェアを奪うと予想している。
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