「スーパーサーチャーになるためのお話をします」――Google日本法人が1月21日、効率良く検索するためのコツを紹介するメディア向け説明会を開いた。講師を務めるのは、米Googleで検索の品質向上などを手がける、ユーザーエクスペリエンスリサーチャーのダン・ラッセルさんだ。
ラッセルさんは「検索の初心者と上級者の違いはGoogleで何ができるかを知っているかどうかだ」と話す。リアルタイム検索に単位変換、検索トレンド分析ツール「Google Insights for Search」……あなたは、いくつ使いこなしているだろうか?
ラッセルさんがまず紹介したのは「時間軸」にこだわって検索する方法だ。
Googleの検索結果ページの左にある「タイムライン」は、検索結果を時系列で表示する機能。歴史や人物の生い立ちを調べるのに便利だ。重要な出来事があった時期を示す棒グラフも表示。グラフの一部をクリックすると、さらに期間を絞り込むことができる。
投稿されたばかりのTwitterへの書き込みやニュースなどをリアルタイムに知りたい場合は、検索結果ページ左の「もっと見る」からアクセスできる「リアルタイム」が便利だ。「○秒前」「○分前」と投稿された時間も分かり、次々に最新結果をスクロール表示する(Google「リアルタイム検索」が日本語対応)
検索トレンド分析ツール「Google Insights for Search」では、検索キーワードの人気度をグラフでチェックできる。ここでも期間を指定できるほか、複数のキーワードの人気度を比べることも可能だ。
Googleの電卓機能もなかなか便利だ。例えば、計算窓に「12+68」で入力すると足し算の結果が分かり、「cos(68)」「sin(68)」などと入力すると三角関数の値も調べられる。単位変換も可能で、「100メートルで9秒58の世界記録を持つウサイン・ボルトが時速何マイルで走るのか」も計算できると、ラッセルさんはデモを披露していた。
「検索の初心者と上級者の違いはGoogleで何ができるかを知っているかどうかだ」とラッセルさんは言う。加えて、効率的に検索するため「もう1つ言えること」は「同じことを繰り返すドツボにはまらないこと」で、「見つからない場合は、色んな方法を試してみるのがいい」と話す。
Google検索のユーザーインタフェース(UI)は過去1年間で568カ所変更しているという。「これからもUIをより革新的で良いものにしていく。Googleはこれからも進化していく」と意気込む。
米国では学校などで検索のコツを教育する活動を進めており、この活動を日本でも広めていく計画だ。
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