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東芝、風力発電に参入 韓国メーカーと提携

» 2011年05月24日 12時10分 公開
[ITmedia]

 東芝は5月23日、風力発電システム事業に参入すると発表した。韓国の風力発電機器メーカー、Unisonと業務提携し、東芝の拠点を通じてUnison製品を拡販。より高効率な風車を共同開発することも検討する。

 風力発電は欧米で普及が進み、中国やインドなどの新興国でも需要が拡大すると予想。世界の風力発電容量は2008年の120Gワットから、2020年には477Gワットと4倍に増えると見込まれ、成長市場とみて参入を決めた。

 Unisonは、ギアがなく耐久性の高い永久磁石同期型発電機による「ダイレクトドライブ方式」の風車技術などを持ち、合計1000Mワット分の製造能力を持っていることなどから、提携を決めた。

 提携に伴い、東芝は、Unisonの約30億円分の転換社債を引き受ける。

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