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Blekko、キーワードではできない検索を可能にする「WebGrepper」を発表

» 2011年09月15日 15時11分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Blekkoは9月13日(現地時間)、Webファイルのコードを検索して結果を提供するツール「WebGrepper」を立ち上げたと発表した。例えば「iPhoneとAndroid、アプリを紹介するWebサイトが多いのはどちらか」といったテーマに対する回答として、blekkoがインデックスした約40億のWebページのコードを「itunes.apple.com」と「market.android.com」でそれぞれ“grep”(複数のファイルから正規表現を用いて文字列を検索するUNIXのコマンド)した結果を提供する。

 grep WebGrepperの検索結果の一例(iPhoneとAndroidのアプリ紹介サイト数比較)

 こうした検索は自分でできるのではなく、調べてほしいテーマをリクエストページに登録し(ログインが必要)、blekkoコミュニティーで一定の投票があったテーマのみが実施される。検索の結果は一覧ページで公開される。現在、「LinkedInのボタンがついているWebページの数」「スティーブ・ジョブズ対ビル・ゲイツ」など約40のテーマの検索結果が公開されている。

 Blekkoは2010年11月、クラウドソース(集団参加式)によるキュレーテッドアルゴリズムというアプローチの検索エンジンを立ち上げた新興企業。Googleのようなアルゴリズムによる機械的な検索ではなく、検索結果には人が介在するべきだというポリシーを持っている。

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