米メディアBusiness Insiderにも寄稿する起業家のマイケル・デグスタ氏が10月26日(現地時間)、「ANDROID & IPHONE UPDATE HISTORY(AndroidとiPhoneのアップデートの歴史)」というインフォグラフィックを自身のブログで公開した。
同日、Googleが初代ブランド携帯「Nexus One」の「Android 4.0(コードネーム:Ice Cream Sandwich)」へのアップデートをしないことが明らかになったことを受け、「Nexus Oneのユーザーはラッキーな方だ。OSアップデートの歴史を調べたところ、他のほとんどの端末よりも長くアップデートされている」と説明する。
デグスタ氏は、2010年6月までに米国で発売された18機種のAndroid端末について、2010年10月時点でのOSアップデート、セキュリティサポート、発売日と販売終了日を調べ、視覚化した。比較対象として、米AppleのiPhoneシリーズについても同様のデータを表示している。
このインフォグラフィックによると、18機種のうち、10機種は2年契約中にバージョンが2つ以上古くなり、11機種は発売後1年未満にサポートアップデートが停止。15機種が2010年12月にリリースされた「Android 2.3(コードネーム:Gingerbread)」が動かないことなどが分かる。一方、iPhoneシリーズは初代と3G以外の全機種が最新のiOS 5へのアップデートが可能だ。
デグスタ氏は、ユーザーはAndroid端末を2年契約で端末を購入する場合、OSが契約期間中に最新ではなくなる可能性について知らされるのが望ましいとし、また、販売終了後の多くの機種がセキュリティサポートを受けていないことを指摘した。
同氏は、Appleが新しい端末をユーザーに買わせる方法は現行端末への満足によるが、Android端末メーカーの場合は現行端末への不満によるようだと手厳しい。
変更履歴:本文中、iOS 5対応機種として「初代以外の」としておりましたが、正しくは「初代と3G以外の」でした。お詫びして訂正いたします。[2011/10/28 10:00]
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