NTTドコモは11月16日、三菱商事などが出資する電子決済インフラ企業、トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)に対し3億2250万円を出資すると発表した。TMNはFeliCaとNFCに対応したリーダー/ライターを展開する計画を進めており、ドコモは2012年度冬の開始を目指すNFCサービスに向け、環境の整備を進めるのが狙い。
TMNはシンクライアント型リーダー/ライターを提供。リーダー/ライターの機能を限定し、決済に必要なアプリケーションなどをセンターに集約することで、加盟店が従来より安価に設置できるようにする。また新サービスの追加への対応が容易というメリットもある。
ドコモは12年度冬に、NFCのType A/Type B規格に対応したモバイル非接触ICサービスを開始する計画。TMNへの出資で、対応環境の整備を促進したい考えだ。
TMNは三菱商事とトヨタフィナンシャルサービス、NTTデータ、インターネットイニシアティブ(IIJ)が出資しており、ドコモが引き受ける第三者割当増資後、ドコモは20%を出資する3位株主になる。
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