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Twitpicロゴに「ストップ検閲」、レディオヘッドも──米法案に一斉抗議

» 2012年01月18日 16時22分 公開
[ITmedia]

 米国議会で審議中の新著作権保護法案への一斉抗議運動「Blackout Day」が日本時間の1月18日午後2時にスタートした。Wikipedia英語版は一時閉鎖したほか、Googleはトップページに問題を説明するページへのリンクを追加するなど、多くのネット企業や団体が参加している。

photo Twitpicはロゴに「ストップ検閲」

 問題になっている法案は「オンライン海賊行為禁止法」(Stop Online Piracy Act:SOPA、PROTECT IP Act:PIPA)。著作権侵害コンテンツを含むサイトへのアクセス遮断をISPに命じることができるほか、検索エンジンの検索結果から著作権侵害コンテンツを含むサイトの削除を命令できる内容になっている(詳細な経緯は@ITの記事を参照)。

 GoogleやFacebookなどの大手ネット企業が反対し、ホワイトハウスも不支持も表明。一方、著作権者側である“メディア王”のルパート・マードック氏はホワイトハウスを非難し、「著作権侵害のリーダーはGoogleだ」などと強く批判している。

 米国東部時間の18日午前0時を期して始まったBlackout Dayには多くの企業が参加。WikipediaやGoogleのほか、Twitpicもサイトの背景を黒に変更し、ロゴに「検閲反対」の文言を重ねている。英ロックバンド・レディオヘッドも、公式サイトに同法案に抗議するページへのリンクを表示した。

photo レディオヘッドの公式サイトも参加

 一方、Twitter創業者のディック・コストロCEOは、サイト閉鎖について「ばかげている」とツイート。米国の内政問題の1つへの反応でグローバルビジネスを一時閉鎖するのはばかげている、としている。ただ、Twitterは同法案に一貫して反対しており、コストロCEOの発言は“抗議活動にサイト閉鎖という手段を使うつもりはない”という表明だ。

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