東京証券取引所は1月20日、監理銘柄(審査中)に指定していたオリンパスについて、「特設注意市場銘柄」に指定した上で上場を維持することを認める決定をした。
オリンパスは有価証券報告書への虚偽記載が発覚して上場廃止の可能性があったが、(1)一連の行為は一部の関与者によるものだった、(2)不適切な会計処理は、売上高や営業利益には概ね影響していなかった──として、「本業における経営成績を拠り所とした市場の評価を著しく歪めたものであったとまでは認められなかった」とした。このため「上場廃止が相当であるとする程度まで投資者の投資判断が著しく歪められていたとは認められなかった」と結論した。
ただ、「東証に対する投資者の信頼を毀損したと認められる」として上場契約違約金1000万円の支払いを求める。
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