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高知県がソーシャルゲームの開発支援 GREEで公開

» 2012年01月23日 19時15分 公開
[ITmedia]

 高知県が地元企業を支援して開発されたソーシャルゲームが1月23日、GREEで公開された。自治体が開発支援をしたソーシャルゲームは全国初という。

 リリースされたのは「小悪魔の条件」。「ゲームに登場するイケメンを思うままに振り回しながら、恋をして楽しむ“小悪魔”体験を満喫」できるという。フィーチャーフォン(従来型携帯電話)向けで、基本無料(アイテム課金)。同県出身の作曲家・植松伸夫さんと漫画家・上北ふたごさんも協力している。

 同ゲームは、県と四国銀行が設立した「高知コンテンツビジネス創出育成協議会」によるソーシャルゲーム企画コンテスト入賞作品を、高知電子計算センターと高知システムズがゲーム化した。県はソーシャルゲーム産業の県内での育成を目指しており、グリーが協力した。

 同県では「まんが甲子園」が毎年開かれており、「まんが王国・土佐」の強みを生かしていく。尾粼正直知事は「高知県経済の活性化、若者の雇用の場の確保のため、ぜひ成功させたい」とコメントし、グリーの田中良和社長は「ソーシャルゲームはネットを通じて提供できるので地理的不利もなく、日本で雇用を生み出し税収を増やせる数少ない産業になることが期待される」として今後も支援していく姿勢だ。

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