総務省は2月15日、通信障害が相次いだKDDIに対し、再発防止を求めて行政指導した。
9日にはスマートフォンと法人向けパケット通信が利用しづらくなる障害が起き、最大約130万人に影響。11日には携帯電話のメールが約3時間半にわたって利用できなくなり、最大約615万人に影響が出た。11日の障害では、点検作業中の無停電電源装置に障害が発生し、電源系統を切り替えた際にメールサーバの電源が30秒ほど切れたためダウン、起動までに時間を要したのが原因という。
同省は「システムの信頼性向上対策等の設備管理のために必要かつ適切な措置が十分に講じられていなかったことにより発生したもの」と指摘し、ユーザーと通信量の増加に対応するための設備など、再発防止に向けた取り組みの実施とその結果を3月末までに報告するよう求めた。
同省は先月下旬、障害が相次いだNTTドコモに対しても行政指導している。
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