米Googleの検索ページに、同社のソーシャルサービス「Google+」の関連機能が常に表示されるようになった。日本語版(google.co.jp)はまだだが、英語版(google.com)では既に表示されている。ユーザーはここでGoogle+からの「お知らせ」を確認したり、表示しているページをGoogle+で共有したりできる。
これまでとの違いは、黒いバーに組み込まれていたGoogle+の機能がトップページに移動してサイズが大きくなっただけだが、かなり目立つようになった。
Googleは2月9日(現地時間)、Googleバー(Googleの各種サービスで常に画面上部に表示される黒いバー)のデザインを数週間中に変更すると発表していた。この発表で、Google自身は最も大きな変化は「もっと見る」のプルダウンからアクセスできるGoogleサービスが増えたことだと説明し、Google+機能の表示変更については触れていない。
また、Chrome以外のWebブラウザでGoogle検索のページを表示すると、「Google Chromeをインストールしよう」と表示されるようになった。
Google検索はGoogleの1サービスであり、関連サービスとの連係を強化したり、別のサービスのユーザー獲得に利用するのは営利企業として特に問題のある行為ではない。とはいえ、Google検索は世界の検索エンジン市場で大きなシェアを持ち(NetApplicationsによると1月の世界でのシェアは83%)、ほとんど公共サービスのような役割を果たしているため、こうした統合は波紋を呼びそうだ。
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