iPhoneとAndroid端末対応
PayPal、Square対抗のカードリーダー式モバイル決済システムを発表
米eBay傘下のPayPalは3月15日(現地時間)、カードリーダー式のモバイル決済システム「PayPal Here」を発表した。米AppleのiPhoneと米GoogleのAndroidを搭載する端末に対応する。
PayPal Hereは、端末のイヤフォンジャックに差し込む親指サイズのカードリーダーと無料のアプリで構成される。カードリーダーはVisa、MasterCard、American Express、Discoverのクレジットカードやデビットカードに対応する。小切手を端末のカメラでスキャンして利用できるほか、もちろんPayPalでの決済も可能だ。
PayPalでの決済では、支払う側がPayPalのモバイルアプリを端末(iPhoneまたはAndroid端末)にインストールしておく必要がある。ユーザーが支払いたい小売業者にアプリで“チェックイン”すると、その小売業者のPayPal Hereにチェックインしたユーザーが表示されるので、ユーザーはレジで口頭でPayPalで支払いたいと言うだけで(端末やお財布を出さずに)決済できる。
カードリーダー式モバイル決済では、米Twitter創設者の1人であるジャック・ドーシー氏の新興企業Squareが先行しており、サポートする端末やカード会社は同等だが、PayPal HereはPayPalに対応することが強みになる。
利用料金は、カードプロセッシングごとに発生する2.7%の手数料のみ。Squareのカード読み取りでの利用料金は2.75%+15セントより安く設定されている。利用するにはPayPalのアカウントが必要だ(支払い側はPayPalでの支払いを選ばなければ、アカウントは必要ない)。
米国、カナダ、オーストラリア、香港の選ばれた小売業者が同日、PayPal Hereの利用を開始した。欧州でも近く立ち上げるという。日本でこのサービスを提供するかどうかは不明だ。
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