ビックカメラとコジマは5月11日、資本・業務提携すると発表した。ビックカメラはコジマが6月に実施する総額約141億円の第三者割当増資を引き受け、50.6%と過半数の株式を取得して連結子会社化する。両社合算の売上高で1兆円規模の家電量販2位グループとなり、都市部のビック、郊外のコジマという強みを組み合わせて首位のヤマダ電機を追撃する。
両社の店舗ブランドの独自性は維持しつつ、商品仕入れ・調達の統合や物流の共同化、システム連携などで効率化。店舗開発、店舗運営や販売促進でも連携していく。
コジマは不採算店舗50店規模の閉鎖を進めるほか、調達資金を新規出店にあてる。
コジマ(宇都宮市)はヤマダ電機(前橋市)と同様、家電量販の北関東勢の一角。かつてはヤマダなどと価格競争を繰り広げたが、近年は低迷していた。ビックカメラも群馬県高崎市が発祥。
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