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「Wii U GamePad」は約500グラム 任天堂、公式スペックをアップデート

» 2012年06月06日 03時43分 公開
[ITmedia]

 任天堂は6月6日、今年の年末に発売する予定の据え置き型ゲーム機「Wii U」のスペックなどを更新した。GPUは米AMDのRadeonをベースとし、タブレット型のコントローラ「Wii U GamePad」の重さは約500グラムということが明らかにされた。ブラックカラーのモデルも登場している。

photo 左右のアナログコントローラはスティック式に変更。左の四角マークにはNFCによる非接触通信機能を搭載。約500グラムという重さは、新iPad(Wi-Fi版は652グラム)より軽い
photo 光沢のあるブラックバージョンも登場

 Wii U GamePadは6.2インチのタッチパネル対応液晶ディスプレイを搭載するのが特徴。約133.4(縦)×約255.4(横)×約41(厚さ)ミリで重さ500グラム。バッテリー持続時間も明らかにされ、画面輝度によるが約3〜5時間という。充電時間は約2時間半。ACアダプタを接続することで充電しながら遊べる。

 当初、左右のアナログコントローラにはそれぞれスライドパッドを採用するとしていたが、新たにスティック式(押し込みあり)に変更されている。A・B・X・Yボタン、L・Rボタン、ZL・ZRボタンなどに加え、テレビを操作するための「TVコントロールボタン」を備える。またNFCによる非接触無線通信機能も内蔵している。

 Wii U GamePadは1台の接続が基本で、当初は1台接続用のソフトから展開するという。2台接続も可能だが、その際はフレームレートが半分の30fpsに落ちるという。

 本体のGPUはRadeonベースで、CPUは米IBMのPowerをベースとしたマルチコア。HDMIによるHD出力が可能(1080p/1080i/720p/480p/480i)。Wii UとWii用の光ディスクを再生できるスロットローディング式ドライブのほか、内蔵フラッシュメモリとSDメモリーカードスロット、外付けUSBストレージを利用可能。USB 2.0端子を4ポート装備している。本体サイズは約46(高さ)×約172(幅)×268.5(奥行き)ミリ、重さ約1.5キロ。

 日本時間の6日未明に「E3」に合わせて開いたカンファレンスで、同社は「ピクミン3」などの専用ソフトを公開した。Wii Uでは新たにソーシャル機能「Miiverse」を搭載、ユーザー同士で交流ができる「ソーシャルウィンドウ」になるとうたっている。YouTubeやHulu、Netflixなどの動画配信にも対応し、「2画面になることで体験が変わる」(岩田聡社長)という。

 価格などは明らかにされなかった。岩田社長は「日本向けのサードパーティソフトのラインナップは、機会を改めて、ハード発売日や価格などの発表と共に、ご紹介したいと思っています」とツイートしている

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