米Microsoftは6月5日(現地時間)、スマートフォン向けミニアプリ作成プロジェクト「on{X}」(オンエックスと読む)を発表した。まずは米GoogleのAndroid向けのβ版がGoogle Playで公開された。
on{X}は、Webサイト上で作成したミニアプリをAndroidアプリとしてインストールして利用するサービス。利用するにはGoogle PlayからAndroidにアプリをインストールし、Facebookアカウントでログインしておく必要がある。
Webサイトには基本的な“レシピ”が用意されており、プログラミングができないユーザーでもこれらのレシピを応用することでオリジナルのアプリを作成できる。例えば「散歩中に音楽アプリを起動」「もし気温が10度以下になりそうだったら朝8時に天気予報を表示」「会社を出たら妻に“帰宅中”とメッセージを送る」など、11のレシピが用意されている。各レシピにはFacebookの「いいね!」ボタンがついており、どのレシピが人気があるかが分かるようになっている。
自分で作成したいアプリに最も近いレシピをクリックすると、編集画面になる。
例えば上のレシピ(散歩中に音楽アプリを起動)では、「音楽」を他のアプリ名に、「散歩中」を「ランニング中」あるいは「運転中」に変更できる。
各レシピの右上にある「code」をクリックすると、そのレシピのコードが表示され、コードで書き換えることも可能だ。また、JavaScriptのプログラミングができるユーザーであれば、0からコードを書くこともできる。
左下の「add」ボタンをクリックすると、Android端末に完成したレシピがインストールされる。
アプリはJavaScriptで構築されており、ユーザーデータがWebサイト側に保存されることはほとんどなく、アプリによってはネットに接続する必要もない。
Microsoftは、今後対応プラットフォームを拡大していく計画としている。最初にWindows Phone向けに公開しなかった理由は明らかにされていないが、Androidのユーザー数の多さと、アプリストアへのアプリ登録のしやすさが理由のようだ。
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