米Facebookは6月8日(現地時間)、モバイル端末でのサービス利用をより安全にするための新機能を3つ発表した。
「コード生成ツール」は、「ログイン承認」で入力するためのセキュリティコードを生成するアプリだ。
ログイン承認は、新しいPCや端末からFacebookにログインする際に、通常のユーザー名とパスワードに加えて一意のセキュリティコードを入力するオプショナルなセキュリティ機能。このセキュリティコードはFacebookからSMSで送付されてくるものだが、Android端末ではSMSを待たずにコード生成ツールで作成できるようになった。
Androidの公式アプリの[アカウント]→[コード生成ツール]→[利用開始]をタップすると、数分でコードが入手できる。このコードは30秒ごとにリフレッシュされる。
まずはAndroid端末向けのみのツールだが、今後他のプラットフォームにも対応させていく計画という。
Web版Facebookのニュースフィードでは、表示したくない投稿は「記事を非表示にする」をクリックすることで表示させないようにできる。この機能が、モバイルWebアプリ(m.facebook.com)でも使えるようになった。
ニュースフィード上で非表示にしたい投稿をタップし、表示された投稿の右上のアイコンをタップすると「記事を非表示にする」「報告/スパムとして報告」というメニューが表示されるので、いずれかをタップすることでWeb版と同じ処理が行える。
将来的には、ネイティブアプリでも利用できるようにする計画。
Facebookでは、ユーザーのアカウントが侵害された可能性がある場合などに停止され、そうした場合にはアカウントの利用再開手続きをとる必要がある。この再開プロセスをモバイルからも行えるようになった。ソーシャル認証も利用できる。
この発表の前日には、ソーシャルサービスの米LinkedInから650万件あまりのパスワードが流出したと伝えられた。また、音楽ストリーミングサイトLast.fmや出会い系サイトeHarmonyからも大量のパスワードが流出したとされている。
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