国産Twitterクライアントの草分け「Twit」開発者のcheebowさんが9月3日、同ソフトの開発を終了することを明らかにした。
同ソフトはWindows用クライアントとして2007年4月にリリース。「もともと、日本語が使えるWindows用のクライアントソフトがなかったので」と最初のバージョンは2日くらいで作ったという。その後、Twitterを楽しむための独自の機能を追加しながらバージョンアップを加えてきたが、最後のバージョン「3.90」を11年6月にリリースしてから1年以上、更新されていなかった。
cheebowさんは現在スマートフォンアプリ開発や音楽活動に取り組んでおり、趣味の開発にさける時間が少ないこと、既にさまざまなTwitterクライアントが公開されていることなどを開発停止の理由に挙げている。
また「Twitterも変わりました」としてTwitterのサードパーティへのAPI利用制限に触れ、「Twitの歴史は、Twitterの不具合と、度重なる仕様変更との戦いの歴史ではあったのですが、それでも、Twitter社と僕ら開発者は手を取り合って進んできました。でも、もう、あの頃の関係のままでは進んでいけない時期なんでしょう」としている。
ソフトのアーカイブファイルは置いたままにするが、今後Twitterの仕様変更により使用できなくなる可能性もあるため、ユーザーにはほかのクライアントへの移行を呼び掛けている。個人的にはJanetterがおすすめという。
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