カヤックは11月26日、個人が電子書籍を出版・販売できるサービス「Paberish」(ペイバリッシュ)を公開した。専用エディタを使ってテキストや画像などをまとめ、縦スクロールで読む電子書籍「スクロールブック」としてiPhone向けに販売できる。
Facebookアカウントでログインし、専用のエディタでテキストや画像、表などをまとめてコンテンツを編集。価格を設定して販売を申請する。申請後2〜7日程度でAppleが審査。審査に通れば、ストアアプリ「Paberish」でスクロールブックが発売される。
価格は85円から設定可能。販売価格の40%が販売者の取り分になる。初めて出版する際は、ストアアプリを通じて10人の読者から、その著者のスクロールブックを読みたいという意思表示を集める必要がある。
第1弾として、AR三兄弟の川田十夢氏さんや、“うるさい人を黙らせる装置”で今年イグノーベル賞を受賞した栗原一貴さんなどがスクロールブックを販売中。今後はHTMLやEPUB形式のインポート・エクスポート機能を実装するほか、執筆編集エディタのAPIも近日公開する。
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