ドワンゴは8月21日、著名人やメディアがテキストを有料販売できる「ブロマガ」を、「ニコニコチャンネル」に追加した。ブログ形式で更新した記事を、メルマガとしても配信可能。記事ごとの都度課金か月額課金で収益を得られる。第1弾として、アニメ監督の押井守さんや、「国民の生活が第一」の党首・小沢一郎さん、ジャーナリストの津田大介さん、ミュージシャンのGACKTさんなど各界の著名人が参加。将来は、人気の“生主”や一般ユーザーも参加できるプラットフォームにしていく。
ニコニコチャンネルでは従来から、著名人や企業が有料で動画を配信したり、生放送することができた。新たに、ブログ形式でテキストを掲載する機能を追加。掲載したテキストは、メールマガジンとして会員に自動送信したり、ePUB形式の電子書籍にすることもできる。課金形式は月額課金と都度課金が選べ、課金額からシステム利用料14%を引いたのち、30%がドワンゴ側、70%が著者の取り分となる。
第1弾として上記4人のほか、新党日本の田中康夫代表、デヴィ夫人、堀江貴文さん、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」著者の岩崎夏海さん、ブロガーの小飼弾さん、Webメディアのギズモード・ジャパンなど76チャンネルが参加。同日開かれた発表会にゲストとして登場した田中康夫さんは、「政治だけじゃなく社会のことをしゃべっていく」と意気込んだ。
同社の夏野剛取締役は「情報を発信しながら収益を得られるプラットフォームを提供する。ニコニコは2808万人会員、うち169万人が有料会員。プラットフォームに集客力がある」と優位性をアピール。niconicoトップページや動画再生画面などで積極的に告知して宣伝し、会員を集めていく。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR