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ローソンとヤフー、食材・日用品の宅配サービスに参入 「スマートキッチン」展開

» 2012年12月04日 11時37分 公開
[ITmedia]

 ローソンとヤフーは12月4日、インターネットを活用した食材・日用品宅配サービスに参入し、来年1月中旬から新サービス「スマートキッチン」を開始すると発表した。ヤフーの集客力とサイト運営ノウハウ、ローソンの商品調達力、オリジナル商品開発ノウハウを活用。家事を短時間に行いたいニーズに対応する。

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 生鮮食品や総菜などの食品、洗剤などの日用品のほか、「まろやか黒酢の酢豚」(3人前798円)など料理の食材キットなど冷蔵・冷凍のオリジナル商品約300種類を含め、3月には「大型スーパー並み」という約2万3000点の取り扱い商品で本格オープンする。

photo オリジナル商品の食材キット「海老とブロッコリーの塩炒め」(3人前798円)

 注文すると毎週1回、商品を宅配する(曜日・時間帯の指定可能)。全国への配送が可能で、首都圏は送料無料。注文はスマートフォンやタブレットから簡単にできるようにする。決済は口座振替とクレジットカードのほか、Yahoo!ウォレットからも行えるようにする。入会金、月会費は無料。

 新サービスを展開する新会社「スマートキッチン」を資本金4億9000万円で6月に設立した。ローソンが51%、ヤフーが49%を出資する。ローソンは来年2月、神奈川県座間市内に物流拠点を設ける。

 両社は地域情報サービスと店舗を組み合わせたO2O(online to Offline)サービスで2011年6月に提携。ローソンは食品宅配のらでぃっしゅぼーやと組んで11年10月にネットスーパーに参入したが、NTTドコモがらでぃっしゅを子会社化したのに伴い、再編していた

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