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Nokia、249ドルの「Lumia 620」とChina Mobileの「Lumia 920T」発売を発表

» 2012年12月06日 09時43分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 フィンランドNokiaは12月5日(現地時間)、廉価版のWindows Phone 8端末「Lumia 620」を発表した。2013年1月にまずアジアで発売する。予想価格は249ドル。

 nokia 1 Lumia 620

 Nokiaはハイスペックのフラッグシップ端末「Lumia 920」(販売価格は499.99ドル)と920より100ドル安い399.99ドルの「Lumia 820」を出している。さらに手ごろな価格のLumia 620をラインアップに加えることで、新興国市場でのシェア獲得をねらう。

 nokia 2

 Lumia 620は3.8インチディスプレイでプロセッサは1.0GHzのデュアルコアSnapdragon S4。RAMは512Mバイトでストレージは内蔵せず、8GバイトのmicroSD(64Gバイトまで拡張可能)が付属する。カメラは2台搭載で、背面カメラは500万画素だ。バッテリーは1300mAh。サイズは61.1×115.4×11.0ミリで重さは127グラム。特殊なポリカーボネイトの一体成型で、色は黒、青、緑、ピンク、黄、白の6色から選べる。

 上位機種と同様にNokia MapsやNokia Musicなどのサービスを利用でき、NFCをサポートするのでLumia 920と同時期に発売されたJBLの無線スピーカーなどの周辺機器も使える。

 Nokiaは同日、7億人以上のユーザーを擁する世界最大の通信キャリア、China Mobileが「Lumia 920T」を発売することも発表した。中国で初のWindows Phone 8端末になり、TD-SCDMA対応の初のWindows Phone端末でもある。発売は年内で、価格は4599元(約739ドル)。

 NokiaはSymbianからWindows Phoneへの移行後も経営不振から脱却できず、赤字が6四半期続いている。第3四半期(7〜9月)のLumiaの販売台数は(Windows Phone 8端末発売前だが)、290万台にとどまった。同社は4日、リストラの一環としてエスプーの本社ビルを不動産会社に売却すると発表した。

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