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ヤフーが金融事業に参入 サイバーエージェントからFX子会社を買収

» 2012年12月12日 15時24分 公開
[ITmedia]

 ヤフーは12月12日、金融事業に参入すると発表した。サイバーエージェントから外国為替証拠金取引(FX)事業を買収し、Yahoo!JAPANの集客力やYahoo!ポイントなどとの相乗効果を見込む。

 サイバーエージェント100%子会社のサイバーエージェントFXの全株式を約210億円で買収する。株式譲渡は来年1月末。

 ヤフーは決済・金融事業を新たな事業の柱に育てたい考え。これまでは「Yahoo!ウォレット」による決済事業が中心だったが、FXを成長分野とみて金融事業に本格的に参入する。サイバーエージェントFXはスマートフォン向け取引ツールに強みがあり、「スマートフォンファースト」を掲げるヤフーはスマートフォンによる利用者の拡大を図っていくほか、取り引きのたびにYahoo!ポイントがたまるサービス連携、Yahoo!JAPANを活用した集客を図っていく。

 サイバーエージェントFXは2012年3月期に営業収益(売上高)は84億9800万円、営業利益は40億2100万円、純利益は22億8900万円。

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