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Huffington Post日本版、朝日新聞と共同で来春オープンへ

» 2012年12月14日 16時28分 公開
[ITmedia]
画像 The Huffington Post

 米AOL傘下の米The Huffington Post Media Groupと朝日新聞社は12月14日、ブログメディア「The Huffington Post」の日本版を来春にも開設すると発表した。

 日本版を運営する合弁会社を日本国内に設立。来春のサービス開始を目指す。ニュースに基づき、専門家やユーザーが活発に意見を交わす新しい形のフォーラムにし、「ネットのソーシャル特性を生かして、言論空間の場を広げていく」としている。

 The Huffington Postは、現編集長のアリアナ・ハフィントン氏が2005年に立ち上げたリベラルなニュースブログサイト。政治、医療、教育、ライフスタイルなど多岐にわたるテーマをハフィントン氏をはじめとする著名ブロガーが扱うほか、バラク・オバマ米大統領や米Googleのラリー・ペイジ氏、俳優のジョージ・クルーニー氏など多様な著名人が寄稿しており、寄稿ブロガーは4万人、月間利用者数は4600万人近いという。今年4月にはブログメディアとして初めて、掲載記事がピューリッツァー賞を受賞するなど、影響力も大きい。

 Huffington Postは、英国、カナダ、フランスなどに進出しているが、アジア圏は初進出。ハフィントン氏は日本版開設について、「我々が手がけているコミュニケーションの輪は、グローバルに広がり続けています。そこに加わる日本のユーザーのみなさまから、たくさんのご意見をお寄せいただき、それを発信することが、我々の使命だと考えています」とコメントしている。

 朝日新聞社の吉田慎一編集・国際担当は「Web上で発信されるオピニオンやブログは定着し、さらに増え続けています。新しいニーズに応え、ハフポストとともに、今までにないオピニオンフォーラムをつくります」とコメントを寄せている。

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