アリスソフトは、2月22日発売予定のPC用ゲームソフト「パステルチャイム3 バインドシーカー」(18禁)の製品版データが発売前に不正にダウンロードされる被害を受けたことを明らかにした。対応策として「正規ユーザーの皆様が不利益を小さく留められるよう」、発売日を1週間前倒しし、さらに購入特典を追加する。
同社のブログによると、2月5日朝、同ソフトのダウンロード方法とプロテクトを回避して起動する方法を記したファイルがネットに出回っているという報告がユーザーからのメールを受信。同社で調べたところ、非公開となっているダウンロード用データをアップロードしたサーバのアドレスと、クラックによる起動方法が記されたテキストが確認されたという。
このため契約企業に対しダウンロード用データの消去を依頼するとともに、起動方法が記されたテキストが公開されていたアップローダにも削除を依頼。テキストは削除されたが、その後再びアップロードされていたという。
正規購入するユーザーへの影響を考え、発売日を1週間前倒しして2月15日とする上、パッケージ版初回製造分全てに購入特典を追加する。ダウンロード版販売にも同じ絵柄の壁紙データを付ける。
発売日を急きょ前倒しすることになり、同社は販売店と流通関係者に対し感謝。「少しでも早く商品発売の準備を整えられますよう、アリスソフト、関係各社一同、善処して参りますので、正規ユーザーの皆様におかれましては、今しばらくお待ち頂けますと幸いです」としている。
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