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KDDI、Firefox OS搭載端末を日本発売へ Mozillaと協力

» 2013年02月25日 12時07分 公開
[ITmedia]

 KDDIは2月25日、米Mozillaが提唱するモバイルプラットフォーム「Firefox OS」を搭載した端末を日本市場で発売すると発表した。MozillaとFirefox OSの機能向上に向けた協力を進めることでも合意した。

 MozillaはMobile World Congress(スペイン・バルセロナ)の基調講演で、Firefox OSのパートナー拡大を発表。世界17社の通信キャリアとの提携も発表し、日本ではKDDIが1〜2年以内に搭載端末を発売するとしていた。

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 KDDIは「Firefox OSのWebアプリケーションの実行に最適化されたシンプルなシステム構成により、システムの拡張性が期待できる」として、さまざまなニーズに対応したFirefox OS搭載スマートフォンの導入を検討していくという。

 またFirefox OS搭載端末を開発するメーカー向けのソフトウェアに対し、KDDIが各種機能追加のためのソースコードを提供するコントリビューション(貢献)を予定。通信事業者であるKDDIが行うことで、開発のスピードアップと端末ごとの機能差解消を図る。ユーザーが意図しないデータ通信を抑制するデータ通信の最適化、ユーザーデータ保護のためのセキュリティ機能の強化、任意のアプリケーションを利用のユーザー自身が制限可能とするペアレンタルコントロールなどのについて、両社が持つノウハウを共有して開発していく。

 KDDIとMozilla Japanは国内でFirefox OSの技術支援や普及活動、Webアプリの活性化を進めていく。

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