米Microsoftは3月11日(現地時間)、Windows 8およびWindows RT版のInternet Explorer(IE)10をアップデートし、Flashコンテンツをデフォルトで表示できるようにすると発表した。12日からスタートするWindows Updateで対処するという。
Windows 8とWindows RTには、デスクトップ版とWindowsストアアプリ版の、2種類のIE 10があり、両方ともWindows 8に統合されたFlash Playerが使われている。Windows 8のデスクトップ版ではAdobeのFlash Playerプラグインが使われていた以前のバージョンのIEと同様にFlashコンテンツをサポートしているが、それ以外のIE 10(Windows 8のWindowsストアアプリ版、Windows RTのデスクトップアプリ版とWindowsストアアプリ版)はプラグインに対応しておらず、これまではFlashやSilverlightなどのプラグインを使っているWebサイトは「互換表示リスト」に載っているWebサイト以外は表示できなかった。
アップデート後は、Windows 8のデスクトップ版以外でも、「互換表示リスト」に載っているWebサイト以外は表示できるようになる(つまり、従来の逆で、載っていないWebサイトが表示できる)。
Microsoftはこれまで、数千件のドメインのFlash互換性をテストしており、「テストしたFlashコンテンツを含むWebサイトのほとんどが既にWindows体験の目標レベルになった」としている。
今回のアップデートではまた、米Adobe Systemとの協力により、Windowsストアアプリ版Flash Playerのタッチ対応、セキュリティ、バッテリー持続時間などを改善したという。
Microsoftは、互換性リストに載っているWebサイトの開発者に対し、ガイダンス文書を参照してWebサイトを改善し、リストからの削除を申請するよう勧めている。
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