シャープは3月18日、米Qualcommを引受先とする第2次第三者割当増資について、当初予定していた29日までの払い込みを見送ることになったと発表した。払い込み条件について協議が完了していないためで、今後も協議は継続するという。
シャープとQualcommは昨年12月、シャープが実施する総額1億2000万ドル(約99億円)の第三者割当増資をQualcommが引き受ける形で出資することに合意。出資は2回に分けて行われ、まず12月末払い込みの第1回で約49億円の増資を行い、その後3月29日予定の2回目で残りを実施する予定だった。
第2次増資は、Qualcomm子会社が持つ「MEMSディスプレイ」モジュールの仕様確立や設備導入の計画などについて両社で確認し、さらに今年度下期の営業黒字化などを条件として行うとしていた。
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