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Googleのエイプリルフール、まずはGoogleマップから

» 2013年04月01日 06時42分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 日本より先に4月1日を迎えるオーストラリアで、Googleのオーストラリアチームがさっそくエイプリルフールネタを投入した。本稿ではGoogleのエイプリルフールネタを随時追加していく。

ストリートビューの自宅を仮想改造する「Google SCHMICK」

 Google SCHMICK(Simple Complete House Makeover Internet Conversion Kit)は、Googleマップのストリートビューで表示される自宅をかっこよく仮想大改造するための変換キット。

 運悪くストリートビューカーが撮影した自宅の庭の芝生が枯れていたり、玄関が汚かったりしたら、SCHMICKで画像を変換できる。愛国心を示すために、屋根に国旗を立てたり、庭にカンガルーを配置することも可能。また、祝日バージョンとして、イースターやクリスマスのデコレーションも用意されている。

 SCHMICK SCHMICKの使用前(左)と使用後(右)

 SCHMICKとはスラングで“超かっこいい”というような意味。SCHMICKを紹介する公式ブログにあるリンク先をクリックすると、エイプリルフールネタだと分かるようになっている。

暗号を解いて秘宝を探せ──Treasure Mode with Google Maps

 大海賊キャプテンキッドの宝地図の暗号をクラウドソースで解明するために、Googleマップの“トレジャーモード”が公開された。Googleマップの右上のツールに追加された「Treasure」ツールをクリックするとトレジャーモードに切り替わる。

 maps

 これは、Googleのマップチームが昨年、マダガスカルに沈んだ船で発見したキャプテンキッドの地図を高度な技術でデジタル化したもの。ユーザーは、パズルを解いたり、タブレットで表示した地図を実際の場所にかざしたり、端末を熱したりすることで隠された秘宝のありかを解明できる(という設定)。実際には手描き地図上の韓国のソウルにPSYのイラストがあったり、太平洋に海賊船が浮かんでいたりする。こうしたイラストが多数隠されているようだ。

YouTube:8年分の動画からベスト1を選ぶために4月1日にシャットダウン

 Google傘下のYouTubeは3月31日(現地時間)、2005年のYouTube立ち上げ時から投稿された膨大な動画からベスト動画を選ぶため、4月1日午前0時にYouTubeをシャットダウンすると発表した。

 4月1日から毎日12時間ずつ、特設ページで候補動画を流し続けるという。すべての候補を上映するには2年間かかる見込み。2023年にはベスト動画が決定し、YouTubeを再開するとしている。

 このコンテストを紹介する動画には、過去人気を集めた動画の制作者や出演者が多数登場する。5億回以上再生されている「Charlie bit my finger - again!」でお兄ちゃんの指を噛んでいた赤ちゃんのチャーリーくんもすっかり大きくなった。

 charlie

ニオイ検索──Google Nose

 Googleは既に、画像検索、音声検索が可能だが、ついに臭いでの検索がβ版で可能になった。Google.comの検索ツールとして「Nose Beta」が追加されており、「濡れた犬のニオイ」「新車のニオイ」「春の朝」などを英語で検索すると、検索結果に[Smell]ボタンが付いたKnowledge Graphのカードが表示される(日本語には非対応)。ボタンをクリックすると「鼻を近づけて嗅いでみて」と言われるが、実際に臭うようにはまだなっていない。

 nose 1

 テキストでの検索の他、例えば花にAndroid端末をかざすと、その花の香りをGoogleサーバに蓄積された臭いデータベースと照合し、花の品種を検索結果として表示する、という。

 nose 検索したいニオイの源にタブレットをかざす

 検索結果を臭いで表示することも可能だ。セーフサーチモードを設定すれば、悪臭は表示しなくなる。

Google Analyticsのリアルタイム訪問の地域として国際宇宙ステーションが追加

 Google Analyticsの[Real Time]→[Locations]タブで国際宇宙ステーション(ISS)からの訪問者数が追加され、41人が訪問中と表示される。

 analytics 現在の長期滞在者は6人のはずなのだが

Gmail Blue

 Gmailは2004年4月1日のリリース。Googleは9歳の誕生日を記念して、新バージョン「Gmail Blue」をリリースした。といっても、ユーザーインタフェースがすべて青くなっただけだ。とはいえ、紹介動画では、担当開発者らが真剣な顔で、「さまざまな色を試したが、茶色はまったくひどかった」などと、開発の苦労を語っている(途中、ブルーマンが特別出演)。

カンサスシティのどこででも高速ネットに接続できるGoogle Fiber Poles

 fiber Fiber Poles

 「Google Fiber Poles」は、Googleが昨年7月にカンザスシティでスタートしたブロードバンド実験「Google Fiber」の新サービス。Google Fiberの高速ブロードバンドにすっかり慣れてしまった住民から、提供地域のどこででも同じ環境を享受したいという強い要望があったために開発したという。カンザスシティ中に立てられたポールに設置されたボックスには接続ポートがあり、ユーザーはここに自分のPCやタブレットを接続して高速ブロードバンドを利用できる。


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