総務省は4月1日、PHSで使われている「070」で始まる電話番号を11月から携帯電話にも解禁すると発表した。従来の「080」「090」番号が来年初頭にも不足する見通しになっているため。
PHSでは「070-5」「070-6」で始まる番号を使用しており、携帯電話向けにはそれ以外の「070-1」〜「070-4」、「070-7」〜「070-9」を割り当てる。
固定電話から着信する場合に携帯電話とPHSで料金差があるため、利用者保護の目的から、PHSに電話をかけるとPHSであることを示す「特別な呼び出し音」が最初に鳴るようにする。ウィルコムは11月までに特別な呼び出し音に対応する予定。
将来は携帯電話とPHSの間で番号ポータビリティを導入することを検討。導入された場合、電話番号で携帯電話とPHSを区別することはできなくなる。
現在使用されている「090」「080」では1億8000万の番号を割り当て可能だが、2012年3月末時点で1億6070万が割り当て済み。この時点で1930万が残っていたが、年間約700万のペースで割り当てが進んでいるため、14年初頭には電話番号の枯渇が見込まれていた。
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