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KLabが大幅下方修正、赤字転落へ ソーシャルゲーム新作遅延響く

» 2013年04月12日 20時18分 公開
[ITmedia]

 KLabは4月12日、2013年12月期の連結業績予想を大幅に下方修正し、最終損益が9億円の赤字に転落する見通しだと発表した。前回予想は30億8800万円の黒字だった。ソーシャルゲームの新作リリース遅れが原因としている。

 売上高は101億1100万円減の229億円と、前回予想を大幅に下回る見通しに。営業損益も11億円の赤字(前回予想は50億円の黒字)、経常損益も10億円の赤字(同49億8200億円の黒字)に転落すると予想している(同社はIFRS適用に向け今期から決算期を12月に変更しており、今期は16カ月の変則決算)。

 2月中間期までに40本の新作をリリースする計画だったが、実際には23本にとどまった。ただ、既存作による売上高は計画値を上回っているという。

 経営責任を明確化するため、取締役(社外取締役除く)の役員報酬を減額。4月から当面の間、月額の7.5〜40%をカットする。

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