ITmedia NEWS > 速報 >

ロイター、Anonymous共謀で起訴された編集者を別件で解雇

» 2013年04月23日 13時37分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 ハッカー集団“Anonymous”と共謀して米Tribune CompanyのWebサイトを攻撃しようとしたとして起訴されているマシュー・キース被告は4月22日(現地時間)、現在籍を置く米Thomson Reutersから解雇されたとツイートした。

 キース被告は、労働組合がReutersに抗議するだろうとしている。

 keys 解雇されたというツイート

 米司法省(DOJ)によると、キース被告はTribuneに在籍中、AnonymousのメンバーにTribuneのサーバにアクセスするアカウントとパスワードを提供。少なくとも1人のメンバーが同社のメディア、Los Angeles TimesのWeb版に侵入し、記事を改ざんした。被告はその後Tribuneを解雇され、2012年1月からReutersに勤めている。

 被告によると、Reutersは解雇の理由をAnonymousへの協力の疑いで起訴されたことではなく、2012年10月に行った偽TwitterアカウントでのツイートがReutersの記者ガイドラインに反したこととしているという。

 被告は「ロイターの記者が今、私のロイターによる解雇について電話でコメントを求めてきた」ともツイートReutersも、この件を記事として掲載している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.