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初の国産子ども向けAndroidタブレット「tap me」 メガハウスが7月発売

» 2013年04月26日 11時00分 公開
[ITmedia]

 国産では初という子ども向けタブレット「tap me」(タップミー)をメガハウスが7月中旬に発売する。Android 4.0と7インチディスプレイを搭載し、教育系アプリなどをプリインストール。日本人が開発した製品として「日本の子どもと保護者に向けて最適なコンテンツを選んだ」という。価格は2万790円。

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 ディスプレイには5点マルチタッチ対応の7インチ(800×480ピクセル)TFT液晶を採用。RAMは512Mバイト、内蔵ストレージは4Gバイト。microSDカード(32Gバイトまで)を使用できるほか、microUSBポートでPCに接続も可能。連続使用時間は約4時間半、重さは450グラム。背面まで覆うシリコンバンパーで落下や接触の衝撃から保護する。

 欧米では複数商品が販売されている子ども向けタブレットだが、国内玩具メーカーが開発するのははじめて。「日本人の子どもと保護者に向け、最適なコンテンツを選んだ。輸入された海外製品よりもサポートの面でも安心」(開発担当・濱高朗さん)と話す。

 プリセットされるアプリは文字や数字の学習、図鑑など教育系を中心に30種類以上。既にAndroidアプリとして公開されているものに加え、本商品のために新たにカスタマイズや開発を行ったものもある。タブレット上で文字の練習ができる「ひらがななぞり」や「言う事をきかない時」「歯磨きをしない時」などのシチェーションにあわせて鬼やお化けから電話がかかってくるしつけ用アプリ「おにから電話」など人気のアプリも用意した。Google Playには接続できないが、専用マーケット「キッズアプリマーケット」でアプリを追加購入できる。

photo 内蔵アプリの一部(クリックして拡大)

 保護者向け管理機能として「パパママモード」を搭載。本体からパスワードを入れてログインすると、Webブラウザやメールなどの機能制限や「使いすぎ防止タイマー」で使用時間の制限をかけられる。PCにつなぐ必要がないので「デジタルデバイスに慣れていないお母さんでも大丈夫」(濱さん)。設定した時間が経過するとタブレットが“眠って”自動的にロックがかかる。

photo アイコンをタップするだけで使用制限がかけられる
photo 「寝ちゃったらもう使えないよ、とうちの子にも伝えています」(濱さん)

 対象年齢は4〜8歳。「少額のアプリでお子さんの月齢に合わせてコンテンツをカスタマイズできるのがタブレットのメリット。成長に合わせて長く使ってほしい」(濱さん)と話している。

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