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NEC夏モデルPC、主力機種でタッチパネル対応 「1度使うと良さが分かる」

» 2013年05月14日 17時35分 公開
[山崎春奈,ITmedia]

 NECパーソナルコンピュータは5月14日、Windows 8を搭載した個人向けPC「LaVie」「VALUESTAR」の6タイプ30モデルの発売を発表した。ノートPCの主力商品にタッチパネルを採用、プリインストールアプリも増やしスマートデバイスに近い操作性を目指したという。

photo LaVie L

 フルモデルチェンジするのは15.6インチのノートPC「LaVie L」「LaVie S」の2機種。タッチパネルを搭載し、「クックパッド」などタブレットでも人気のアプリをプリインストールする。視野角の広いIPS液晶を採用し「タブレットよりも大きな画面で美しい映像を楽しんでもらいたい」(小野寺忠司 執行役員)という。

photo クックパッドアプリ

 「LaVie L」は第4世代Core(Haswell)と8Gバイトのメモリを搭載し、高速性を追求した。上位機種の「LL850/MSB」はフルHD液晶(1920×1080ピクセル)と約1TバイトHDD/32GバイトSSDの両方を利用するハイブリッドドライブシステムを採用。高速無線LAN規格のDraft IEEE802.11acにも対応する。「LL750/MS」は画像解像度が1366×768ピクセル、HDDは約1Tバイト。実売予想価格は「LL850/MSB」が約20万円、「LL750/MS」は約19万円。

 「LaVie S」は、ヒンジ部のデザインを変えることで薄さ27.5ミリの薄型ボディを実現。ワイヤレスマウスの同梱を踏襲するほか、タッチパッドの大きさを38%広げ、状況に応じて快適な操作を選べるようにした。実売予想価格は11万〜16万5000円。

photo 小野寺忠司 執行役員

 23インチのタワー型PC「VALUESTAR L」もモデルチェンジ。上位機種「VL750/MSW」はCPUに第4世代インテルCoreプロセッサー・ファミリーを搭載。8Gバイトのメモリに加え空きスロットを2つ確保し、最大32Gバイトまで拡張可能とした。液晶はフルHD、HDDは約3Tバイト。実売予想価格は約21万5000円。

 同社の小野寺忠司執行役員は、タッチパネル搭載PCについて「普及が進んでいるとは言いがたいが、購入した人の満足度は高く、1度使うと良さが分かってもらえると思う。まずは選んでもらえる選択肢を増やすことが重要」と今後も開発に力を入れるとした。

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