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高校生の約半数が「携帯で1日2時間以上ネット」 13年度「子ども・若者白書」

» 2013年06月19日 14時56分 公開
[ITmedia]

 高校生の45%が「携帯電話で1日2時間以上ネット」、15.6%が「ネットにのめり込んで勉強できない」――内閣府は6月18日、高校生以下の携帯電話やPC、インターネットの利用状況などをまとめた、2013年度版「子ども・若者白書」を公表した。

photo 携帯電話の利用状況

 自分の携帯電話を所有しているのは、小4〜6年の24.1%、中学生の46.2%、高校生の97.6%。高校生は55.9%がスマートフォンを持っている。持ち始めた時期は中1(19.7%)が最も多く、高1(16.2%)、小6(10.9%)と続く。中学生になる前に持ち始めたのは45.0%だった。

 携帯経由の平日のネット利用時間は、小4〜6年では30分未満が60.0%だが、中学生は1〜2時間が一番多く(24.3%)、高校生は2時間以上が全体の45.5%になった。

 携帯でのネット利用にフィルタリングなどで制限がけられているのは小4〜6年の8割弱、中学生の約7割、高校生の5割強。具体的に家庭で設けられているルールは「使用料金の上限を決めている」「守るべき利用マナーを決めている」がそれぞれ2割を超えたが、「特にルールを決めていない」も44.7%にのぼった。

photo PCの利用状況

 PCを使用するのは小4〜6年でも8割以上。小学1〜3年時に使い始めたのが38.2%だが、自分専用のPCを使用していると回答したのは高校生でも15.4%にとどまった。

 携帯電話のネット利用におけるトラブルの1位はチェーンメールの受信。年齢が上がるほどトラブルの経験が多く、高校生の回答では「ネットにのめり込んで勉強できない」(15.6%)「SNSサイトやゲームサイトで知り合った人とやりとり」(13.7%)などが目立った。

 PCのネット利用に制限をかけられている割合は携帯電話よりも低く、小4〜6年でも3割程度。家庭でも「特にルールを決めていない」という回答が50.6%と半数を占めた。

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