韓国Samsung Electronicsは6月20日(現地時間)、英ロンドンで開催したプレスイベント「SAMSUNG PREMIERE 2013 GALAXY&ATIV」で、Windows 8とAndroid(Android 4.2.2)の環境をスイッチして使える13.3インチタブレット「ATIV Q」他、ATIVシリーズの幾つかの新製品を発表した。
ATIVは、同社が昨年8月に発表したWindows 8およびWindows Phone 8搭載の製品シリーズ。シリーズ名のATIV(アティーブと読む)は、ラテン語のVITA(生活の意)を逆にしたもので、人々の生活をエキサイティングで特別なものにするという意味を込めたという。
ATIV Qはキーボードも搭載しており、以下の画像のようにさまざまな形態で使える。
OSを切り替えられるだけでなく、Windows 8のスタート画面にAndroidアプリをピンしておいて起動したり、ファイルを1つのフォルダで共有することもできる。
ハードウェアのスペックは、ディスプレイは“世界最高の解像度”の3200×1800ピクセル(275ppi)で、プロセッサはIntel Core i5。メモリは4Gバイト、ストレージは128GバイトのSSD。重さが1キロを超えており(1.29キロ)、タブレットというよりタブレットとしても使えるノートPCといった感じだ。GALAXY Noteシリーズのスタイラス「S Pen」も付属する。
また、Samsung製Android端末をUSB接続し、端末内のファイルをタブレット側で操作する「Side Sync」機能に対応する。
機種名 | ATIV Q |
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OS | Windows 8/Android 4.2.2 |
CPU | Intel Core i5 |
ディスプレイ | 13.3インチ(3200×1800、275ppi) |
RAM | 4Gバイト |
ストレージ | 128Gバイト(SSD) |
外部メモリ | microSD |
インカメラ | 720p HD |
サイズ | 327.0×217.8×13.9 |
重さ | 1.29キロ |
バッテリー持続時間 | 9時間 |
入出力ポート | USB 3.0×1、USB 2.0×1、HDMI |
色 | Ash Black(黒) |
発売日・価格 | 未発表 |
ATIV Tab 3は薄さと軽さにフォーカスした10.1インチのWindows 8タブレット。厚さは8.2ミリ、重さは550グラムだ。バッテリー持続時間も約10時間と、持ち歩くことに特化している。こちらにもS Penが付属し、Side Syncが利用できる。
機種名 | ATIV Tab 3 |
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OS | Windows 8 |
CPU | Intel ATOM Z2760 |
ディスプレイ | 10.1インチ(1366×768、155ppi) |
RAM | 2Gバイト |
ストレージ | 64Gバイト(eMMC) |
外部メモリ | microSD |
インカメラ | 720p HD |
サイズ | 厚さのみ8.2ミリと発表 |
重さ | 550グラム |
バッテリー持続時間 | 10時間 |
入出力ポート | USB 2.0×1、HDMI×1 |
ボディカラー | 白 |
発売日・価格 | 未発表 |
ATIV Book 9 PlusとLiteは、13.3インチディスプレイの軽量ノートPC。アルミ製のユニボディで、重さはPlusが1.39キロ、Liteは1.44キロ。名称から分かるように、Plusの方がスペックがやや高い(下のスペック表を参照されたい)。
Plusはコールドブートでも6秒以下で、スリープからであれば1秒以下で起動するという。バッテリー持続時間は12時間。
いずれも、SideSyncに対応し、さらにPCのストレージをクラウドサーバとして使えるようにする「HomeSync Lite」機能にも対応する。
“GALAXYの滑らかなデザイン美学を採用した”オールインワンデスクトップPC。ディスプレイは21.5インチで、タッチ対応。ストレージ(HDD)は1Tバイトまで拡張でき、HomeSync Liteのメインクラウドサーバとして使うことが可能だ。
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