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夏はPCトラブルにご用心──注意すべき5つのポイント

» 2013年06月25日 17時15分 公開
[ITmedia]

 パソコン工房やツートップなどを展開するユニットコムによると、気温が上がり湿度も上昇する6〜7月からPCの修理受け付け件数が増えてくるという。気温が上がったり、高湿度でPC内部のほこりが水分を吸収し、吸排気が悪くなるなどしてPC内部の温度も上昇、本来は50度程度までが動作保証温度であるHDDなどが破損する可能性が高まるためだ。

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 同社によると、PCの設置場所が以下のような場合は注意が必要という。

  • PCに直射日光が当たる窓際に置いている
  • PCに内蔵ドライブが密着した状態で多数入っている
  • PCを壁ぎわに置いており、壁とのすき間は10センチ以下である
  • PCのファンの音が急に大きくなったまま変わらない
  • 夏場にブレーカーが落ちることがよくある
  • 雷の多い地域に住んでいる

 対策として、

(1)PC内部の温度を上げない──PCケース内のエアフローを確保し、ファンにほこりがたまらないよう注意

(2)PC内の排気に注意することが重要──PCケース前面や側面などのすき間をふさいぐと気流を妨げたり、壁にぴったり近づけると排気した熱を吸い込んでしまう

(3)数日間、PCを起動しないことはNG──数日間起動しないとほこりや湿気が蓄積して故障の原因に。特に夏場の閉め切った部屋に放置するのは避けたい

(4)雷サージガードタップ──PCと関連機器に雷サージのダメージは致命的。2000円前後で販売される雷サージガード付きタップの導入検討を

(5)絶対にブレーカーを落とさない──PCが動作中にブレーカーが落ちて最悪HDDがクラッシュする事故を避けるためにもUPS(無停電電源装置)の導入検討を

──を挙げ、「PCはやはり精密機械」と注意を呼び掛けている。

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