千葉モノレールは、3月末から運行している「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」とコラボしたラッピングモノレール「俺の妹。号」で、声優による車内アナウンスを録音する客とほかの客との間でトラブルが起きているとして、「ファンのみなさまへのお願い」をWebサイトに公開した。
同作品は千葉県が舞台になっており、アニメではモノレールも登場することから、キャラクターイラストをあしらったラッピングモノレールの運行や記念切符の発売などでコラボ。6月8日から、同作品のキャラクター・高坂桐乃と黒猫による車内アナウンスが始まっていた。
同社によると、車内アナウンスを録音中の客が、会話をしていたほかの客に対し「うるさい、黙れ」と暴言を吐き、トラブルになったケースがあったという。また大きな機材を持ち込んだ結果、機材にぶつかってけがをしそうになることもあるという。
同社は「列車には大勢のお客様がご乗車されており、車内は他のお客様の話し声、物音、列車の走行音、機械音など様々な声や音がする環境にあります。録音されるお客様は列車内がそういうものであるということをご了解ください」と説明。また録音する客が出入り口付近に集中すると乗り降りの妨げになるとして、駅に到着する際は出入り口付近を広くあけること、大きな機材での録音は遠慮するよう呼び掛けている。
車両の撮影でも危険な事例やほかの客に迷惑になる事例が起きているという。「安全運行に支障が出ると判断された場合、また他のお客様とのトラブルが発生した場合、大変残念ながら『俺の妹。号』の運行継続ができなくなる可能性もあります」として、ファンに「ご協力」と「ご自制」を求めている。ラッピングモノレールは9月30日まで運行予定。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR