オープンソースグリッドプロジェクト「Berkeley Open Infrastructure for Network Computing(BOINC)」にAndroid端末から参加するための公式アプリ「BOINC」が7月23日にGoogle Playで公開された。
BOINCは、カリフォルニア大学バークリー校が立ち上げた分散コンピューティングプロジェクト。アプリを端末にインストールすることで、端末を使っていない空き時間をネットワークを通じて多様なコンピューティングプロジェクトに提供できる。
これまで、Linux、Windows、Mac用のクライアントアプリがあったが、新たにAndroid版が加わった。操作はデスクトップ版と同じで、貢献したいプロジェクトを選択するだけだ。アプリが稼働するのは端末の充電中で、Wi-Fiのみを使うので、バッテリーの負担になったり、通信コストに影響が出るようなことはない。
同アプリを開発したのはバークリー校宇宙科学研究所のデビッド・アンダーソン氏。米Google、米国立科学財団(NSF)、Einstein@Homeプロジェクトを主催するMax Planch Institute、米IBMが開発をサポートした。
アンダーソン氏は、iOSアプリも開発する予定という。
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