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ソニーとパナソニック、300Gバイト超の業務用次世代光ディスク規格を共同開発へ

» 2013年07月29日 19時12分 公開
[ITmedia]

 ソニーとパナソニックは7月29日、デジタルデータを長期保存するアーカイブ事業拡大に向け、業務用光ディスクの次世代規格を共同開発すると発表した。2015年内をめどに、1枚当たり容量300Gバイト以上の光ディスク開発を目指す。

 両社はこれまでBlu-ray Disc規格をベースに商品開発を進めてきたが、映像制作業界やクラウドデータセンタなどでアーカイブのニーズがさらに高まっているとし、ニーズに対応するためには光ディスク1枚当たりの記録容量を上げることが必須という考えで一致したという。

 両社はそれぞれ大容量ストレージ事業に取り組んでいる。ソニーは、12枚の光ディスクをカートリッジに内蔵し、1つの大容量ストレージとしてファイルベースで扱う「オプティカルディスク・アーカイブシステム」(容量300Gバイト〜1.5Tバイト)を昨年発売。パナソニックは、100Gバイトの光ディスク12枚を収納した専用マガジンを最大90本収納できる最大108Tバイトの光ディスクストレージ装置「LB-DM9シリーズ」を今年7月に発売予定だ。

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