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世界でのタブレット出荷、2014年にはノートPCの倍以上に──NPD DisplaySearch予測

» 2013年07月30日 12時05分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米調査会社のNPD DisplaySearchが7月29日(現地時間)に発表した四半期ごとのモバイル端末の予測リポートによると、2014年の世界における予想出荷台数は、タブレットが3億6400万台、ノートPC(ウルトラスリムPCを含む)が1億7700万台で、タブレットがノートPCの2倍以上になるという。

 同社は、1月に発表した予測で、2013年中にタブレットがノートPCを抜くとしている。その後の調査でタブレットの出荷ペースは加速しており、特に新興国市場で顕著だという。

 2017年にはタブレットの出荷台数は5億8900万台になり、減少し続けているノートPCの出荷台数は1億7600万台になるとNPD DisplaySearchは予測する。

 npd ノートPCとタブレットの出荷台数推移予測(資料:NPD DisplaySearch)

 タブレットを画面サイズで見ると、2012年には9インチ以上のモデルの方が9インチ未満のモデルより多かったが、2013年には逆転して9インチ未満がタブレット全体の59%になり、2015年には63%になるという。画面の小さいタブレットは比較的安価になるため、新興国市場でのタブレット普及に大きな影響を及ぼすとNPD DisplaySearchは指摘する。

 npd 2 ディスプレイサイズ別タブレット出荷台数推移予測(資料:NPD DisplaySearch)

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