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読者プレゼント「50人」実際はたった3人 秋田書店に消費者庁が措置命令

» 2013年08月20日 15時45分 公開
[ITmedia]
photo 「ミステリーボニータ」の読者プレゼント掲載例

 「50人」当選のプレゼント、実際には「3人」──漫画雑誌の読者プレゼントで、誌面に掲載した当選者数に対し実際の当選者数が少なかったとして、消費者庁は8月20日、秋田書店に対し景品表示法違反(有利誤認)として措置命令を出した。

 消費者庁によると、秋田書店は女性向け漫画誌「ミステリーボニータ」(2011年2月号〜12年5月号)、「プリンセス」(10年6月号〜12年5月号)、「プリンセスGOLD」(10年8月号〜12年4月号)で、読者プレゼントの懸賞企画について、誌面上に掲載した当選者数に対し、実際に提供した景品類は下回っており、実際のものより著しく有利であると一般消費者に誤認させた。

photo 実際の当選者数の例

 ミステリーボニータ11年2月号では「ワンセグポータブルDVDプレーヤー」が当選「2人」に対し実際には1人、「おでかけセット」が当選「5人」に対し1人だったほか、「ボニータ賞」(リボン型ヘアクリップ)は当選「50人」のはずが実際には3人だったという。

 同庁は措置命令で、誌面上の表記が同法違反だったとこと消費者に周知し、再発防止策を講じるよう求めた。

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