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故・飯野賢治氏にCEDEC AWARDS最優秀賞

» 2013年08月23日 12時41分 公開
[ITmedia]

 ゲームなどコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス「CEDEC」運営委は8月22日、関連技術や開発者を表彰する「CEDEC AWARDS 2013」の最優秀賞として故・飯野賢治さんらが選ばれたと発表した。

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 5部門の最優秀賞のうち、飯野さんは「ゲームデザイン部門」で受賞。理由は、

 インタラクティブムービーの手法を用いた「Dの食卓」、音で敵の位置を特定する「エネミーゼロ」、画像がないビデオゲーム「リアルサウンド〜風のリグレット」など、数々の挑戦的なメカニカルデザインとメディアミックス的な作品作り。広くメディアにゲームクリエイターという存在を訴え、一般にゲーム開発者が認知されるようになった功績を評価。

 と説明している。

 「エンジニアリング」部門はゲームに特化したHMD用SDK「Oculus Rift Development Kit」、「ビジュアル・アーツ」部門は2Dアニメと3Dを融合した「アニメ ジョジョの奇妙な冒険」オープニング制作チーム(神風動画)、「サウンド」部門は音声合成技術「CeVIO Creative Studio」開発チーム、「ネットワーク」部門はニンテンドーDSシリーズ・すれちがい通信技術開発チーム(任天堂)が選ばれた。

 また特別賞がプレイステーションを開発した久夛良木健氏に、著述賞が「ゲームを動かす技術と発想」(ソフトバンククリエイティブ)著者の堂前嘉樹氏(バンダイナムコスタジオ)、「ゲームの作り方 Unityで覚える遊びのアルゴリズム」(ソフトバンククリエイティブ)著者の加藤政樹氏(バンダイナムコスタジオ)に贈られた。

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