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バルマーCEO、株主への最後の手紙「Microsoftの未来は明るい」

» 2013年10月08日 09時08分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Microsoftは10月7日(現地時間)、2013年度(2012年7月〜2013年6月)の年次報告書を公開した。報告書には、8月に1年以内に退社すると発表したスティーブ・バルマーCEOから株主に向けた最後の書簡も含まれる。

 ballmer スティーブ・バルマー氏

 「この書簡は私にとって特別なものです──私が愛するMicrosoftのCEOとして書く最後の株主向け書簡になります」という書き出しの、約1000ワードの書簡で同氏は2013年を振り返り、Microsoftの将来について語った。

 同氏は2012年の年次報告書に添えた株主宛書簡(リンク先はオンラインのWord文書)で「デバイス&サービス」というスローガンを提唱した。これは、MicrosoftがOSやソフトウェアだけでなく、それを搭載するPCやモバイル端末の開発も視野に入れた企業になるという宣言だった。

 「われわれはまだ(デバイス&サービス企業への)変革の初期段階にある」が、「One Microsoft」を目指すための組織改革を行い、Nokiaのモバイル端末部門を買収するなど、着実に目標に近付いているという。10月の「Windows 8.1」のリリース新Surfaceの発売、それに続く「Xbox One」や新しいWindows Phone端末の発売などを控え、「Microsoftがこれから提供していくものについて、非常に楽観的になっている」と語った。

 同氏は「Microsoftで働くことは、わくわくすることだった。われわれは世界を変革し、記録的な成功を収めた。そして、Microsoftにとっての最高の日々は未来にある」と締めくくっている。

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