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品川駅の券売機に「東京駅発」表示 JR東海、ソフト改修ミスで料金過大徴収の可能性

» 2013年10月21日 16時18分 公開
[ITmedia]
画像 自動券売機

 JR東海は、東海道新幹線品川駅の自動券売機の一部で、東京駅用の画面が表示されたため、品川駅から乗車した顧客の一部が、東京駅発の切符を購入した可能性があると発表した。10月18日に購入した顧客の一部で、料金を過大に受け取っていた可能性があるという。誤って東京駅用のソフトウェアを配信していたことが原因。

 新幹線品川駅北口切符売り場内の自動券売機(6台)で、主な乗車駅を「東京駅」と表示。品川駅などその他の駅から乗車する場合は別の操作が必要となる画面を表示していた。顧客が東京駅発のきっぷを購入して品川駅から乗車した場合、料金を過大に受け取ったおそれがあるという。

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 該当するきっぷは、10月18日に発売した切符のうち、新幹線で新横浜・小田原まで乗車した場合の乗車券と熱海までのグリーン券の計37枚。過大に受領した合計額は5530円(最大1430円)。

 自動券売機のソフトウェアを管理する鉄道情報システムが17日に行ったソフト改修作業に誤りがあり、品川駅の一部の券売機に東京駅用のソフトが配信されたことが原因。誤った画面は17日午後8時半ごろから表示され、18日午後8時半ごろ、顧客の指摘で発覚。19日午前7時40分ごろまでに修正した。

 過大な支払いをした心当たりのある顧客は、JR東海の駅窓口や電話窓口に連絡すれば、利用内容を確認した上で差額を払い戻す。

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