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冬に雪を貯蔵、夏の冷房に活用 ローソンが業界初の省エネ店舗を秋田県に

» 2013年10月30日 19時45分 公開
[ITmedia]
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 ローソンは、11月1日に秋田県にオープンする新店舗で、冬季に雪をコンテナ貯蔵し、夏季の冷房に活用する「雪貯蔵空調連携システム」を業界で初めて採用する。ほかにもさまざまな省エネ技術を導入し、店舗全体の電気使用量を2010年度比で半減できるという。

 店舗は、1日午前7時にオープンする「ローソン由利本荘山本店」(秋田県由利本荘市)。太陽熱で作った温水でカウンター内を床暖房する「太陽熱利用暖房システム」も業界で初めて採用するほか、太陽光発電や高断熱ガラス、LED照明、省エネ設計の冷蔵ケース、店舗全体のエネルギー使用を自動制御で効率化するシステムなどを導入する。

 同社は毎年、最新設備を導入した環境配慮型の実験店舗をオープンし、省エネ効果の高かった設備を既存店舗に導入しているという。今回の店舗は初の寒冷地特化型。実験データを既存店舗や新規設備の開発に生かす。

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