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Google、「ハングアウト」利用の対面式ヘルプサービス「Helpouts」を一般公開

» 2013年11月06日 17時14分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは11月4日(現地時間)、8月に招待制で立ち上げたクラウドベースのヘルプサービス「Helpouts」を一般に公開したと発表した。

 Helpoutsは、同社の統合メッセージングサービス「Hangouts(日本では「ハングアウト」)」を使い、知識やサポートを提供したいユーザーと、それを必要とするユーザーを結び付ける。例えばヨガを習いたいユーザーは、ハングアウトでインストラクターと接続し、リアルタイムで指導を受けることができる。

 ヘルプのカテゴリーは招待制の段階から少し変わっており、「芸術&音楽」「コンピュータ&エレクトロニクス」「料理」「教育&キャリア」「ファッション&美容」「健康」「ホーム&ガーデン」となった。検索することもでき、例えば「exercise for back pain(背中の痛みにきく体操)」と検索してみたところ、4つのHelpout(そのうちの1つは無料)が表示された。

 helpout 1

 上の画像のトップのHelpoutは公式資格を持つプロのトレーナーが数十分の指導を20ドルで提供するもので、ページには利用したユーザーの評価が投稿されている(「長年の悩みだった膝の痛みに対処する方法を気さくに教えてもらえたので★5つ」など)。

 無料でPC関連の質問に対応するHelpoutを提供する「Computer & Technology Advice From a Geek」には既に20件の評価がついており、ほとんどが★5つだ。

 helpout 2

 中には指導者と一緒にプレゼンテーションを共同編集するHelpoutや、Photoshopでの写真編集をユーザーの素材を使って指導するHelpoutもある。内容が気に入らない場合は、払い戻しも可能だ。料金の支払いはGoogle Walletで行う。

 自分がHelpoutのプロバイダーになるには、申し込んで招待を受ける必要がある。YouTubeでは例えばメイクアップのノウハウを公開して広告収入を得ているユーザーがいるが、Helpoutsでは直接利用者から代金を得ることができる。

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