ドワンゴが11月14日に発表した2013年9月期の連結決算は、最終利益が22億7100万円に黒字転換(前期は5億600万円の赤字)した。モバイル事業が落ち込み売上高は0.8%減の359億4600万円にとどまったものの、営業利益は58.3%増の21億3000万円、経常利益は78.4%増の22億9200万円に拡大した。
9月末の「niconico」の登録会員数は3626万人、プレミアム会員は211万人。プレミアム会員が売り上げ増に貢献し、ポータル事業の売上高は前期比14.9%増の160億4400万円(前期比14.9%増)、営業利益は同62.8%増の21億1500万円となった。
「ニコニコ超会議2」「ニコファーレ」などを含むライブ事業の売上高は前期比76.5%増の11億5300万円。営業損失は5億4000万円(前期は9億5400円の損失)だった。
モバイル事業では、音楽配信サービスのスマートフォン化を推進したものの、フィーチャーフォンの会員数減を補い切れず、売上高は6.9%減の133億1300万円、営業利益は11.5%減の19億8700万円となった。
14年9月期の業績予想は、売上高が前期比4.6%増の376億900万円、営業利益が49.2%増の31億1500万円、経常利益が42.5%増の32億6700万円、最終利益が6.9%減の21億1500万円を見込む。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR